初めてVR空間におけるイベントを主催した感想と準備から終了後までに実践したこと

今回実施したイベントについて

4月20日(土)に朗読コンサートと称したVRChat内でのイベントを夜11時から1時間ほど実施しました。読んだ書籍は青空文庫から「走れメロス」。初の朗読イベントということで、自身が読み慣れており、来られた方も恐らく殆どの方があらすじを知っているであろう作品を選出致しました。

当日は20名を超える方々へご参加いただき、皆様のご協力もあってどうにか大きなトラブルも無く無事に終えることができました。改めてお礼申し上げます。

有り体に申し上げてしまうと、ただ日時を決めて宣伝して当日までに準備した物を予定通りお出ししただけ。ということではあるのですが、やっぱりVRの没入感は凄い…!

姿形は違えど、会場で対面する一人一人がそこに生きている現実の「人」だと感じられるので、日頃影に生きるニンジャにとってはその身を炎天下に晒し、光に心身を持続的にじりじりと焼かれているかのような緊張感が走っておりました。

とは言え、来られた方々は自身のフレンド。色々な世界を渡り歩いたことがきっかけでご縁が繋がり、自分に興味を持っていただいてイベントにも足を運んで下さったのだなぁ、という実感が得られるのは本当にありがたいことですね。

開催後にあった話で、イベントに来て下さった同期の方が他の場所で当日の話をされた際、図らずしもそのお相手が私が準備の際に助言を仰いだ方だった、という一幕もありました。お二人が知り合いだったことを知らなかったので驚くとともに、良い意味でのコミュニティの狭さを感じます。

ホームページ上での告知記事と当日のアーカイブは以下の通りです。

イベント実施にあたって準備から終了後までにやったこと(実践編)

前回の記事に記載した、イベント準備から終了後までに何をするべきか、という内容に沿って行った手順となりますので、事前にこちらの記事をお目通し頂くとよりイメージがしやすいかと思います。

VR空間におけるイベントを主催するにあたって必要なものは何か考えてみる。

①当日の運営に備えるための事前準備

イベント構成のイメージを固める

どのようなイベントを行うにしても、まず最初にテーマを決定することが重要です。

今回実施したイベントですと『朗読』、もうほんの少しだけ詳しく書くと『自分の朗読を読み聞かせに興味がある方に聞いてもらうこと』がメインテーマとなっておりますが、他にもゲーム内で開かれているイベントを見ても主題として置くテーマは様々です。

それはカフェスペースやBarでの交流だったり、元々あるコンテンツやアバターギミックを活用したゲーム大会だったり、VRダンスの魅力を伝えるための合宿やフォトコンテストなど。

1本基準となる軸を用意しておくことで、開催のために必要な準備について想定しやすくなります。

日程等スケジュールの調整

日程の決定にあたって主に考えるべき点は2つ。

1つ目は現実の予定と被らないか、また被る可能性が無いかという点です。優先度の高い急な予定が不幸にも差し込まれてしまった場合、即スケジュールの再調整や告知を行いましょう。

2つ目は他イベントの時間との兼ね合いを考えるという点。イベントカレンダーやSNS、Discordの告知等に目を通し、把握出来る限りで時間の被りを回避しましょう。夜の接客イベント等は母数も多く、どうしても時間が被ってしまう点は是非も無しです。その場合は競うな持ち味をイカせッ!

イベント会場の選定

自分で満足のいく開催用のワールドを作成出来ればそれ以上の前準備はありませんね。ニンジャはワールド作成にスキルポイントを振れていないのでワールド紹介サイトを経由して良い場所を探してお借りしました。

VRCへアップロードされたワールドは訪れたユーザーに対して非独占的なライセンスを付与する、という前回の規約に基けばワールドを会場としてお借りすることは問題にはならないはずですが、やはりリスク回避を前提とすると自分のワールドを所有しておくことがベスト。次にレベルアップして得たポイントはワールド作成にも振っていきたいですね。

イベント主催経験者へ疑問点の質問

ユーザーコンテンツが主体となるSNSというサービスの位置付け上、とにかくイベントの開催や参加を経験された方が多い・・・!

お知り合いにもきっとそういう方は居らっしゃるかと思いますので、心配な点については質問してみましょう。何かこの世界の人むっちゃ親切な人がびっくりするくらい多いので、具体的に使用しているシステム等余程独自性の根幹に関わる部分で無ければ大体答えてくれるはず。

先人が実施しているイベントへの参加

上記に関連して。やはり机上で想像するのと現場の雰囲気には大きなズレが生じがちです。少しでも想像とのギャップを埋めるために、やろうとしていることと同じテーマを取り扱っているイベントに足を運んでみましょう。思わぬ出会いがあるかも。

私もSNSや検索を使って朗読会を開かれている方を見つけたので、フレンドさんをお誘いして参加してみましたが、読みは勿論、会場の演出面や参加者への配慮が本当に凄かった・・・!終了後にお話をさせて頂く機会もあり、非常に参考になりました。

参加見込みの方への意見調査

リハーサル中にフレンドさんがJOINして下さったのでここどうかな?と色々意見を伺う機会がありました。

元々はAのワールドで実施を予定していたのですが、入場可能な人数の上限があったり、そもそもワールドが重かったというご意見を頂きなんとかBのワールドに変更しようと修正に舵が切れました。

特にワールドの重さは機材の関係上自分一人では絶対に気付けなかった部分なので聞いておいて良かった~と思った次第です。

当日を想定した練習

修行するぞ修行するぞ修行するぞ!

進行台本・タイムスケジュールの作成

XSオーバーレイなどの外部ソフトがあれば作成した台本、もといカンペを読みながらの進行が可能になるので実質チートツールみたいなもの。相手からは見えないの、反則。ペナルティキッス、いくよ・・・(?)

台本を覚えておくのに越したことはありませんが、全てを覚える必要が無いという状況が心の余裕を生み出します。気負い過ぎないことが長くイベントを続けるコツ、という私が先人から賜った格言があるのですが、その一助となるのが台本ですね。

リハーサル

これも上記の当日を想定した練習と被る部分ですが、リハーサルにおいてはパフォーマンスそのもの以外にも全体の動線に問題が無いか見ていきましょう。

例えばワールドを移動する場合にどのように参加者へ依頼をするか、終了後に撮影を行うならどこに何列で並んで貰うかなど。1つ1つを見ると細かい部分になってしまいますが、割と待ちぼうける時間の有無というのは参加者の満足度にも関わる部分です。

②一個人・任意団体が無料の範疇で行える広報・宣伝について

イベント告知用ポスターの作成

遥か昔から存在する広告宣伝ツールの代名詞。ニンジャはCanvaを使ってイベントポスターを作成しています。ニンジャじゃなくても無料。専門的なデザインの知識が無くてもテンプレートからデザインの大枠を決定することが可能です。便利な時代になったものですね。

背景やちょっとしたアクセントに使える素材もパブリックドメインの物が数多くあります。

具体的なサイトを知りたい・・・?全然素材数無いけどニンジャ向けフリー素材サイト『ShinobiMaterials』を活用して💛

イベントカレンダーへの記入

色んなワールドに掲示されてるVRChat内のイベントが記載されたカレンダー。登録ページはイベントカレンダー VRCで検索すると出てきました。

掲載は無料ですが、記事の修正が出来ないのと、開催時刻が24時間表記(夜11時開催の場合は23:00で入力する必要があります)という点に注意!!!!!(1敗)

SNS上での告知

上記Canvaで作成したポスター、HP上告知ページを併せてご案内として投稿しました。閲覧並びに拡散にご協力いただきありがとうございます。

HP上の告知ページ、サムネイル作成

後述のプレスリリース用に告知ページを作成しました。一度ここで文書を纏めておけばイベントカレンダーやプレスリリースにも内容を流用出来るのでべんり。

サムネイルはサイト毎に推奨サイズがあるので、作成したポスターを流用する場合は少し配置の変更が必要になる点はべんりではない。

録画方法とYoutubeへの動画投稿方法の確認

配信用フリーソフトOBSと、ゲーム内カメラのストリーミングモードを併用することでVRChatの動画をPC内に保存することが出来ます。

自分を中心としてカメラレンズを移動する機能やオートフォーカスなど、デフォルトで用意されている機能だけでも内容は多岐に渡りますが、ダイナミックな動きのある動画を撮るのは一人では難しい・・・。撮影に協力してくれる方が居るならドローン操作によって更に魅力的な作品が作れるかも。

youtubeへの投稿は動画ファイルさえ出来れば丸ごと投げてアップロードという分かりやすい仕様でした。

なお、配信を行おうと考えている場合は、初回は配信開始の申請ボタンを押してから24時間が経過しないと機能が使えるようにならないので要注意。スマートフォンからの配信の場合はチャンネル登録者が50人必要になるそうです。

プレスリリースの申請

そもそもプレスリリースって何?と思われる方も居らっしゃるかと思いますが、これは報道機関に向けた情報提供や告知・発表のことを指します。記者クラブや新聞社への記事の持ち込みを含みますが、ことインターネットにおいては自社メディアを持つ企業へ記事の掲載を依頼することを意味します。

ゲーム制作などされている方が、完成した製品を告知する手段としても有効で、PRTIMES、AUTOMATON、4GamerなどはSNSでもよく目にするサイトかと思います。

今回は個人や任意団体でも無料で利用が可能な『ぷれりり』様へ記事をご掲載頂きました。

開催日時のリマインド

常日頃から忙しさに追われる現代人。告知から日が空くとついつい予定を忘れがちです。自分自身の開催日時の再確認という意味合いも含めて、SNS等で事前の告知を再度行いましょう。

③今後を見据えた事後対応

感想ツイートへのお礼、RT

開催に際して何かしらの手ごたえを感じられたのならルートボックスを開ける時のような感覚を、何かしらの失敗があったのならパンドラボックスを開ける時のような感覚で参加して下さった方の感想ツイートを追跡してお礼を述べましょう。

いずれにしてもそこに書かれていることは今後の自分にとっての糧になるはず。

次回開催に向けての反省点の洗い出し

全体を見て大きなミスが見られなかった(参加者側から知覚出来るミスが無かった)場合でも、やはり100%想定通りに準備や進行が進むことはごくまれ。今回は音声周りで想定外のトラブルがイベントの時間外に発生したので肝を冷やしました。

Quest3を使っている際、VRChatを付けたままマップ情報を再設定するとマイクが機能しなくなるという仕様?がありました。

普段ダンスを含めて激しく動く際に使う部屋から寝室へ移動し、上記のマップ再設定を行った際に発生した症状で再現性もあったため、本番で起こらなくて良かった~と胸を撫でおろしました。

ただ症状が出たのがスイートロシアンというセリフの読み上げを行うワールドに人が集まっている時で、マイクが入ってないことに気付いていない状態だったので、コミュニケーションが取れていると思い込み一人で喋る哀れな男が一人そこに居たのでした。終わりだ・・・。

ソフトウェアのアップデート等も未知の不具合に遭遇する原因となるため、機械を使う場合は可能な限りリハーサルと同じ状況を再現することを心掛けたいですね。

おわりに

何はともあれ、イベントが無事に終わったことを大変嬉しく思っております。

改めて、当日来て下さった方々、告知にご協力頂いた方、色々なアドバイスを下さった方、アーカイブを見て下さった方。皆様にお礼を申し上げて閉めの言葉とさせていただきます。

早速明日は第2回の実施を予定しているため、気負い過ぎず長く続けられたらそれが何よりです。

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