みみのこバトル Ver1.0.0環境における戦闘技術指南書~タイマン編~

DiscoNinja
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どうも!DiscoNinjaです。本記事は2025年2月4日時点での、VRChatにおけるPvPコンテンツ『みみのこバトル』について記載しております。各種コミュニティや対戦方法の紹介、主流戦術となる居合・瞬歩それぞれの強みと弱みについて詳細に解説しております。
※なお記事内の戦術『居合』『瞬歩』につきましては、みみのこの次回バージョンアップに伴うナーフがほぼ確定しておりますのでご注意下さい。

まえがき


今VRChatで最もアツいPvPコンテンツ「みみのこバトル」。
ひょんなことから2024年1月同期会アニバーサリーイベントのアフターで突発的なみみのこバトルが発生し、そこで初めてこのコンテンツに触れることに。
ウサギをモチーフにしたであろう可愛らしいアバターが、お互いの耳をもいでやろうと繰り広げる激しい戦いの魅力に取り憑かれた私は、地下闘技場で開催されるみみのこFC(ファイトクラブ)の噂を嗅ぎつけ現地へと足を運ぶのでした。

各種コミュニティについて

そもそも『みみのこ』って?

Booth販売ページリンク

原作: かれい様(@flat_fish_)
制作: さふけると様(@Safkert) によって生み出されたVRChat向けアバター。両耳がもげるとしんでしまうはかないいきもの。

公式グループ

みみのこFC公式グループリンク
2025/2/3時点で既に1,000人を超えるユーザーが加入しているみみのこFC(ファイトクラブ)のVRChat内公式グループ。月のイベントの告知やイベント開始時に通知が行われるので、みみのこバトルに興味のある人が居たらオススメしてあげましょう。

公式Discord

公式Discordグループ
対応アイテムの情報確認やグループ加入者同士の交流が可能。上記のイベント情報に関してもスレッドに纏められているので、スケジュールの調整をする際には一番見る場所かも。

公式ワールド

イベントワールド「みみのこ・ファイト・クラブ」
コンソールに触れることで足場を操作する地下闘技場。外側から順番に足場が消えるバトルロワイヤルの開催や、トーナメント表を3Dに落とし込んだ足場の生成が出来る。FF14の木人みたいにみみをもぐ練習が出来るギミックがあると嬉しいよねという声も上がっておりました。

イベント時のタイムスケジュール(一例)

9:00~会場
9:30~模擬戦
10:00~公式戦(バッヂ戦)①
10:20~公式戦(バッヂ戦)②
10:40~公式戦(バッヂ戦)③

最大50人ほどが入れるインスタンスで週5回実施されています。熱量ヤバ。


大勢が集まってお互いの耳をもぎ合い、最後に残った勝者には公式デザインのバッヂが進呈されるため、名誉を求めるみみのこ達で連日ひしめき合っています。


参加する度に改変センスを爆発させたみみのこ達が辺り一面で暴れ回っているので、気になるみみのこには写真撮影をお願いしてみよう。撮影を頼むのが気恥ずかしい場合は、後述の『権利』を使って思い出の1ページを刻むのもアリ!

みみのこバトル勃発時の流れ

開始までの流れについて

お互いにみみのこのエクスプレッションメニューに初期設定されている『みみをもぐことについて』の『自分でもぐ』『再生せず』にチェックを入れた状態で勝負を行います。身長が高い方が有利となるため、その差を無くすためにOVR等アバターの体の位置を調整するソフトを導入している場合はお互いの目線を合わせましょう。


その後、お互いに礼をして構えを取り、レフェリーの掛け声を開始の合図として試合が始まります。
勝者には『倒れた相手をフレームに収めた状態で自撮りをする権利』が付与されます。

SNSに投稿されるみみのこ関係のスクリーンショットに、やけに倒れたみみのこがフレームインした自撮りが多いのはこの村の因習が原因ですが、あまりにも野蛮。


私は対戦相手へのリスペクトを表現した渾身のダンスを併せて踊っていますが、「クッソ腹立つ~~~~」「覚えておけよ・・・」「勝利モーションまで用意してんの?」といった好評の声を頂戴しております。

事前のストレッチは欠かさずに!

一瞬で勝敗が決まるというみみのこバトルの性質上、闘技者には膝や足首、腰、腕を使った瞬発的な動きが求められます

普段運動慣れしていない方が参戦した翌日に筋肉痛に襲われたという話もよく耳にするので、10~20分ほどの事前ストレッチは欠かさないようにしましょう。

丁度FCのインスタンスも9時開場→9時半模擬戦の流れになっているので、この時間は交流しつつストレッチを平行して行うのがおすすめ。筆者はVRChatにログインした後のルーティンとして、HMD装着者向けのストレッチで体を伸ばしてます。

このストレッチのお陰で、フレンドと夜9時~深夜1時の約4時間耳をもぎ合うあほのこになった日の翌朝も体に異常はありませんでした。

各種戦術・技能について

回避・攻撃における方向選択について

回避と攻撃が一体になっている動作も多くあるのでひとまず最初はここから。

ランカーと対戦する際には、片耳だけでも残っていれば俺の勝ち。何で負けたか明日までに考えといて下さい、という肉斬骨断の気概で対戦を挑むことになりますが、誰と対戦する場合でも初動が最重要視されるのがこのみみのこバトル。

上下左右の動きで相手を翻弄しつつ勝利をもぎ取りましょう。

相手が避ける方向を考える上で重要なのが、相手の重心の移動を見ること。

アバターの仕様上、体の動きに連動して耳がゆらゆらと動き、左に重心を移動した後には右に体の重心が移動するため、次に耳が来るのはこの位置といった予測が立てやすくなります。

フルトラを付けている相手の場合はこの重心移動の予測が更に容易に。

左足が前、右足が後ろに来る後述の瞬歩の構えを取っている際には、左足を軸に自分から見て右に回避しようという場合が多くなっています。

当然それを逆手に取って、足のスイッチをしつつ左方向や予想外の上方向へジャンプ回避!といった策を弄することも出来るので、自由な意思決定で相手を術中にはめてしまいましょう。まあ大体の相手はまっすぐ最短距離で歩幅を詰めてくるのですが。

自分でもぐ場合と相手をもぐ場合の判定の違いについて

サンプルみみのこの足元を見ると、自分で耳をもぐ際に必要な動作と、相手の耳をもぐ動作の違いが記載されています。

自分でもぐ場合はおでこの少し上あたりで掴んでまっすぐに、相手をもぐ場合は耳のポンポンの辺りに判定があるので、手を掴んだまま上や斜めに動かすことで耳を引き抜くことが出来ます。

焦れば焦るほど自身の腕と顔の距離は無意識に近くなってしまいがちなので、特にみみのこバトルを始めた序盤は自爆の回数を減らすことも意識していきましょう。

攻撃技術①『居合』

筆者がみみのこFCに参加した時点で既に界隈に浸透していた二の打ち要らずの戦術。

両手を顔の前に出し、可能な限り相手に近づいた状態で相手の耳を最短距離で抜き取る一連の動きが居合と称されております。上位勢の大多数がこの戦法を愛用しており、ランカー同士の対戦では数回連続して相打ちが発生することも珍しくありません。

特に火力が高い反面、防御についてはかなり薄め。頭を左右に振る回避に比重を置けばその分火力が落ちるため、どの塩梅で動けばこちらのみが耳を抜けるか、自身と相手の技量を考慮する必要があります。

攻撃技術②『瞬歩』

筆者がみみのこバトルを始めた初日、全く同じタイミングで始めたフレンドと暫く遊んでおり、最初はその動き強ない?wwwと笑い合っていたのですが、こちらが約30連勝した辺りで何だこれ・・・とお互いがドン引きするに至った攻防一体の型。

両手を前に置く基本姿勢は居合と同様ですが、左手左足を前、右手右足を後ろに下げて腰を深く落とすことで開始時点の相手との距離を稼ぐ点が大きな特徴。左右をスイッチすることで回避しやすい方向を選択出来ます。

後ろに置いた足で踏み込み、一気に相手との間合いを詰める動きによって初撃の回避率が大幅に上がるため、この型を使用する闘技者は、2撃目以降相手の背後を取る体捌きをより重視する傾向にあります。

居合と比較した際の弱点としてはやはり開始直後の攻撃力。相手に先に距離を詰められてしまうとなすすべなくやられてしまうことも。
腰を落とす関係上、相手よりも頭が低い位置で試合が始まるという点も、上記の先に距離を詰められた際の大きな不利として機能してしまいます。

攻撃技術③『手の位置取り』

両手は常に伸ばしきった状態で自分の視界の中に収めましょう。

理由としてはquest系のコントローラーを使用している場合、HMDの視界外に両手が移動してしまうとトラッキングがロストしてしまい相手の耳を正確に掴めなくなってしまうため。自滅を防ぐにも有効です。

所持していないため未検証ですが、indexコントローラーを使用している場合は恐らく背後を向いていても抜き取ることは可能?

ビヨンド等の超軽量HMDとindexコンを装備した状態で、前宙しつつ相手の耳を刎ねる化物が今後出現するかもしれませんね。怖過ぎ。

回避技術①『ダッキング』

こちらも居合と同じく、筆者がみみのこFCに参加した初日から既に定着していた技術。はるきんぐ氏考案とのこと。ボクシングの技術を応用し、前方に動きながら左右どちらかに体を深く沈みこませることで相手の攻撃を回避する。動きの反動を利用すれば初撃後の振り返りの速度にボーナスが付くため、二撃目以降大きなアドバンテージが得られます。

回避技術②『スウェーバック』

FCに通った感じあまり浸透はしてなさそうなボクシングの回避技術。上体を後ろに反らすことで相手の攻撃を回避するのですが、開始時においては相手の手の動きの方が早いため、実はそこまで有用ではない戦術。
しかしながら2撃目以降のお互いに背後を奪い合う段階では非常に有効。180度ターンを繰り返す中で視界を確保しつつ回避が可能な動きです。腰を使うのでやりすぎには注意。

回避技術③『アイソレーション・フェイント』

体の特定部位のみを動かすダンスの基礎技術。イメージとしてはインド人のナマステの動きが首のアイソレーション。現時点で開始時に相手の足の前後まで見ているユーザーは見受けられない(耳周辺のみを見ている)ため、上半身を使ったフェイントが有効。上記の瞬歩の構えとアイソレーションを組み合わせて相手を惑わそう。頭を振って行う回避とは違い、常に視界の中心に相手を置いた状態で使えるので出し得な小技。練習方法についてはyoutubeでアイソレーションとかで検索すればいくらでも動画が出てきます。良い時代になりましたね。

回避技術④『軸足の意識と体重移動に基づく敵の背後を取る体捌き』

ごくごく当たり前のことではありますが、右足に体重を乗せると左足が自由になり、逆に左足に体重を乗せると右足が自由になります。

この軸足と体重移動を意識することで、みみのこバトルVer1.0.0において重要な基礎ステータスである初速と旋回速度に大幅な強化が見込めます。

言語化が難しい部分ではありますが、上記の瞬歩の構えから試合を開始する場合は以下の通り。

左足が前、右足が後ろの状態なら最初は右足に体重を乗せ、踏み込みと同時に右足のかかとからつま先、そして体の中心を通り左足のかかとからつま先へと重心を移動しながら加速するイメージ。

今後のメタ予想

FCの闘技者やレフェリーの方々からお話を聞く限りは、お互いに気をつけの姿勢を取った上で試合を開始するレギュレーションを整備することがほぼ確定しているとのこと。

Ver.1.0.0にて猛威を振るったフルトラ殺法こと瞬歩は間違いなくナーフされるでしょうが、ここで我々闘技者が考えるべきことは次のメタがどうなるかという1点。

対居合において初撃の回避に15フレーム程の猶予が付くことが予想されるため、お互い0~1本の耳を奪った後、社交ダンスの如くお互いの背後を取り合うダンスマカブル(死の舞踏)が今後見られるようになるのではないでしょうか。

・・・というのが当初の予測でしたが、2月4日15時3分付で作者様が公式DiscordにてV1.1.0「耳もぎバトル SEASON2 – M.O.Gアプデの内容」と称し告知された次回のアップデートには、なんとポイントを使用したビルドが組めるという表記が!


相手を殴るだけで耳をもぐ、銃やレイピアの使用、タイマン時のコール補助システム、可変式戦闘エリアの設定、ジャンプし過ぎたり頭を振り過ぎると死亡などなど、有利な条件と不利な条件を組み合わせて自分だけの戦闘スタイルを確立出来る方向性のようです。一体、どうなってしまうの・・・か!

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